ポーカーは役の強さで勝負が決まるのですが、分かりやすく役に差がある(ツーペアvsワンペア)の時もあれば、同じ役(ワンぺアvsワンペア)で勝負をすることもあります。
この「同じ役同士で勝負をする」ことは多々あるので、初心者の方は同じ役である時の勝敗の決め方は絶対に覚えておきましょう。
同じ役の時はカードの強弱で決まる
基本知識
【A→K→Q→J→10→→→→2】
Aが最強で2が最弱というのは絶対に覚えておいて下さい。
【役が強ければ数字の強さは関係ない】
AAという最強のワンペアでも、22と33の最弱のツーペアには勝てないです。
【同じ役の時は手札のカードで決まる】
テーブルの5枚は参加者全員が使えるカードなので、同じ役の時は手札の高いカードが強さを決めます。
では、役ごとの強弱の決め方を説明していきます。
手札を太字、勝利を決定づけるカードを赤太字で表記しています。
ハイカード
誰も役が出来なかった時=ハイカード勝負になります。
1:手札に数字の高いカードを持っている方が勝利します。
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
A・2 | J・9・7・6・4 | A・J・9・7・6 | 〇 |
K・Q | J・9・7・6・4 | K・Q・J・9・7 | ✖ |
2:Aのような最強のカードを皆が持っていた場合、高い数字が多く入っている方が勝利します。
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
A・3 | J・9・7・6・4 | A・J・9・7・6 | ✖ |
A・8 | J・9・7・6・4 | A・J・9・8・7 | ✖ |
A・K | J・9・7・6・4 | A・K・J・9・7 | 〇 |
3:お互いの手札カードで完成形に差が出ない場合はDRAW(引き分け)
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
A・2 | J・9・7・6・5 | A・J・9・7・6 | △ |
A・4 | J・9・7・6・5 | A・J・9・7・6 | △ |
2と4では4の方が強いのですが、テーブルの5枚の方が数字が高いので、4も使われることが無くDRAWになります。
ワンペア
1:高い数字のぺアを所持している方が勝利
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
J・J | K・Q・10・7・2 | J・J・K・Q・10 | 〇 |
A・10 | K・Q・10・7・2 | 10・10・A・K・Q | ✖ |
2:同じペアの時はキッカー(役になってない所)の数字が高い方が勝利
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
A・J | A・K・10・7・2 | A・A・K・J・10 | ✖ |
A・Q | A・K・10・7・2 | A・A・K・Q・10 | 〇 |
ペアが同じで完成形も変わらない場合はDRAWになります。
ツーペア
1:ペアの中で最も強い数字のペアを所持している方が勝利
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
A・6 | A・K・Q・10・6 | A・A・6・6・K | 〇 |
K・Q | A・K・Q・10・6 | K・K・Q・Q・A | ✖ |
2:最も高い数字が同じペアの時は2組目のカードが高い方が勝利
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
A・6 | A・K・Q・10・6 | A・A・6・6・K | ✖ |
A・10 | A・K・Q・10・6 | A・A・10・10・K | 〇 |
3:2組とも同じ数字同士の時は、キッカー(役になってない所)の数字が高い方が勝利
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
K・2 | A・A・10・10・6 | A・A・10・10・K | 〇 |
Q・J | A・A・10・10・6 | A・A・10・10・Q | ✖ |
ペアもキッカー(役になってない所)も同じ場合はDRAWになります。
スリーカード
1:組になっている3枚のカードが高い方が勝利
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
A・A | A・Q・J・9・5 | A・A・A・Q・J | 〇 |
Q・Q | A・Q・J・9・5 | Q・Q・Q・A・J | ✖ |
2:3枚の組が同じである時はキッカー(役になってない所)の高い方が勝利
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
A・8 | K・K・K・4・2 | K・K・K・A・8 | 〇 |
Q・J | K・K・K・4・2 | K・K・K・Q・J | ✖ |
3枚の組もキッカー(役になってない所)も同じ場合はDRAWになります。
ストレート
1:連続する数字に高いカードが含まれている方が勝利
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
A・3 | 8・6・5・4・2 | 6・5・4・3・2 | ✖ |
K・7 | 8・6・5・4・2 | 8・7・6・5・4 | ✖ |
9・7 | 8・6・5・4・2 | 9・8・7・6・5 | 〇 |
5枚の連続した数字が同じの時はDRAWになります。
ストレートで注意すべきこと
テーブル |
10・9・8・7・6 |
このようにテーブルの5枚でストレートが完成している時は注意してください。
全員ストレートだから必ずDRAWになるわけではありません。
この場合の最強は手札に【Q・J】を所持した【Q・J・10・9・8】です。
【J】を所持しているだけでもテーブルのストレートより強くなります。
フラッシュ
1:最も高い数字が含まれている方が勝利します。
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
♠A・♦5 | ♠10・♠8・♦5・♠4・♠2 | ♠A・♠10・♠8・♠4・♠2 | 〇 |
♠Q・♠J | ♠10・♠8・♦5・♠4・♠2 | ♠Q・♠J・♠10・♠8・♠4 | ✖ |
フルハウス
1:組になっている3枚の数が大きい方が勝利
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
K・4 | K・K・J・8・4 | K・K・K・4・4 | 〇 |
J・J | K・K・J・8・4 | J・J・J・K・K | ✖ |
2:3枚の組が同じである時はペアの高い方が勝利
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
A・3 | Q・Q・Q・10・3 | Q・Q・Q・3・3 | ✖ |
6・6 | Q・Q・Q・10・3 | Q・Q・Q・6・6 | 〇 |
3枚の組もペアも同じである時はDRAWとなります。
フォーカード
1:組になっている4枚の数字が高い方が勝利
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
A・A | A・A・J・J・5 | A・A・A・A・J | 〇 |
J・J | A・A・J・J・5 | J・J・J・J・A | ✖ |
2:4枚の組が同じである時はキッカー(役になってない所)の高い方が勝利
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
A・2 | K・8・8・8・8 | 8・8・8・8・A | 〇 |
Q・J | K・8・8・8・8 | 8・8・8・8・K | ✖ |
4枚の組もキッカー(役になってない所)も同じ場合はDRAWになります。
ストレートフラッシュ
1:同マークの5枚の連続した数字が高い方が勝利
手札 | テーブル | 完成形 | 勝敗 |
♦K・♦Q | ♦J・♦10・♦9・♠7・♠3 | ♦K・♦Q・♦J・♦10・♦9 | 〇 |
♦8・♦7 | ♦J・♦10・♦9・♠7・♠3 | ♦J・♦10・♦9・♦8・♦7 | ✖ |
ロイヤルフラッシュ
ロイヤルフラッシュはマークが同じ【A・K・Q・J・10】の組み合わせであることが条件のため、参加者で1人しか出せない役になっています。
ロイヤルフラッシュが出た瞬間、勝利は確定しているのでDRAWは存在しません。
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